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粉骨・手元供養のメリットと、知っておきたいデメリット

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遺骨を粉骨することで多くのメリットを得ることができます。また、全くデメリットがないというわけでもありません。

今回は、粉骨を決意する前に「粉骨をしたらどのようなメリットが有るか」「どうなデメリットが起こりうるか」ということを、包み隠さずご紹介します。

粉骨・手元供養で得られるメリット

粉骨をすることで、以下のようなメリットが得られます。

お墓の維持費がかからなくなる

ご遺骨を粉骨し、海や山に散骨したり、手元供養としてご自宅で供養することで、お墓を建てたり維持していく必要がなくなります。

お墓を建てるだけでも、土地の永代使用料と墓石工事で安くても100万円程度。地域や墓石によっては数百万円もの費用がかかりまし、お墓を建てた後も、年間の維持管理費用として1万円前後のお金が永久的に発生し、お墓参りの交通費なども当然必要です。

ご遺骨を粉骨したり、散骨することで、その費用は一時的に抑えることができ、また手元供養であっても、海洋散骨であっても、維持費は必要なくなります。

これを「良いこと」と捉えるかは人によって異なりますし、お墓があることでご先祖様に会いに行くことが出来ると考えることもできます。

しかし、なかなかお墓参りをする時間が取れず、雑草を放置していたり、苔を生やしてしまうくらいであれば、お手元で供養してあげたほうが喜んでもらえるのではないかと私は考えます。

墓守という制限がなくなる

古い考え方と言われるかもしれませんが、未だに「長男だから墓を守らなければ」というような習慣が根付いています。しかし少子高齢化の昨今、その墓守である方に子供がおらず、その方が亡くなった後に墓を守る人がいないという問題が増えてきています。

墓守であるがゆえに、住居や仕事に制限がかかってしまったりということもあります。それでも仕事の都合で転勤をした場合、まともなお墓の維持管理ができなかったりということもあるでしょう。

また、今はお墓参りができても、10年後、20年後はどうでしょうか?体が思うように動かなくなり、近所のお墓ですら行くことが億劫になってしまう可能性もあります。

自分にも子供がいるから安心という方もいるかと思います。しかし、仕事の多様化・国際化が進む今、お子様は墓守を受け継ぐことが出来るかは誰にもわかりません。

粉骨をして手元供養とすれば、日本全国、世界中どこへでも一緒に連れて行ってあげることができます。また、「お墓参りに行かなければ」という義務感からも開放されます。

部屋の見た目も柔らかくなる

最近はお墓を建てずに骨壷を自宅に置いて手元供養される方も増えてきています。しかし、骨箱というのは独特の見た目をしており、部屋に置くことでインテリアのバランスを崩したり、小さなお子様の中には「骨が入っている」と怖がってしまうこともあります。

粉骨をして、綺麗な化粧箱や桐箱に入れることで、その見た目はずっとスマートになり、まさか骨が入っているとは思えない見た目となります。

散骨ができるようになる

ご遺骨を粉骨することで、散骨ができるようになります。

遺骨をそのまま散骨してしまうと刑事責任を問われてしまいますが、直径2mm以下の粉状にすることで、それを回避することができるため、海などへの散骨をして供養してあげることができます。

ご存知の通り、地球上の海はすべてが繋がっています。

当社では北海道での散骨代行を行なっていますが、故人様は北海道の海から全世界の海へ旅立つこととなります。あなたが世界のどこに住んでいようとも、近くの海へ行けば、そこが故人様のお墓となります。

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分骨がしやすくなる

粉骨したあとに、親族の人数分に分骨しておけば、親族みなさんのご家庭で手元供養をすることもできます。

粉骨・手元供養のデメリット

「粉骨や手元供養にはデメリットはない」という方や業者様もいますが、私個人的には少なからずデメリットも存在するように思えます。

粉骨を決意する前に、どのようなことが起こりうるか、しっかりと知っておきましょう。

快く思わない人もいる

「仏が成仏できないから、遺骨は埋葬しなければいけない」という言葉を聞いた方もいるかも知れません。これは迷信や俗信であって、成仏と供養には何の因果関係もありません。

しかし、現にそういう考えをしている方もいるということも事実です。粉骨・手元供養をすることで、親族の中には快く思わない人も出てくるかもしれません。

大事なのは、反対意見を押し切って無理矢理粉骨をするのではなく、お墓を維持することの大変さや、粉骨のいいところを話し、理解してもらうことが重要かもしれません。

災害時に消失する可能性もある

災害時の事を考えると何もできなくなってしまいますが、手元供養をすることで、震災や火災によってご遺骨が消失してしまう可能性もゼロではありません。

もちろん、お墓や納骨堂だったら安心かというとそういうわけでもありませんが(お墓やお寺も同様に災害に見舞われる可能性がある)、自宅で保管する以上は自己責任となります。

そういうときは、分骨をしたり海洋散骨をすることで、そのリスクもなくすことができます。

まとめ

粉骨や手元供養のメリットやデメリットを考えると、メリットのほうが大きいかと思われます。金銭的な面はもちろんですが、精神的な面でも、大好きな方を身近に感じることができたり、広大な海へ旅立たせてあげたりすることができます。

もし、粉骨や手元供養に興味があるものの、疑問や不安があるのであれば、お気軽にお問合わせください。親身になってご対応させていただきます。

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