とにかく安く粉骨、散骨をする方法

最近、粉骨や散骨を希望する方が増えてきています。もちろん当社へのお問合わせや、資料請求もあり、実際にこのホームページからご注文いただいたお客様もいらっしゃいます。

お客様の中には、事前にご相談のお電話をいただくこともあるのですが、その中で比較的多いのが「とにかく安く粉骨・散骨がしたい」「あまりお金をかけられない」というご相談です。

おそらく、当サイトをご覧いただいている方の中にも、粉骨～散骨までの費用をできる限り抑えたいという方もいるでしょうから、今回はそういった費用面でのお話をさせていただきます。

安い=故人を蔑ろにしているわけではない

大好きだった故人を、予算をかけて葬ってあげたいという気持ちは大事かと思います。しかし、あまり予算をかけられないけど、遺骨を粉骨して、近くの海に散骨してあげたいという気持ちはとても大事だと思います。

むしろ、数百万円かけて建てたお墓があるにもかかわらず、あまりお墓参りに行かず、雑草で荒れ果てて、終いにはお隣のお墓のご家族様が好意で草むしりをしてくれているなんてことになる方が、よっぽど問題だと思うのは私だけでしょうか？

また、年金受給をされている方や、生活保護を受けている方など、粉骨や散骨を希望していても、予算が合わないため何も出来ないという方もいらっしゃいます。

決して、お金をかけない粉骨・散骨が悪いということではありません。

安く済ませるには、自分で散骨

散骨には様々な方法があることは、このコラムでも既に紹介していますが、とにかく予算を下げたいのであれば「自分で散骨」に限ります。

以下のように、散骨には色々な方法があり、価格もピンからキリまで。もちろん、難易度や価格に伴い、達成感や特別感も比例して上がっていきます。

ただし、自分で散骨の良いところは、「唯一自分の好きなところに散骨ができる」という点で魅力があります。※禁止場所を除く

この魅力は、ハワイなど海外での散骨や、空葬、宇宙葬というような大掛かりなものでも味わうことのできない供養の方法だと考えています。

自分で散骨するためには、いくつかの注意点が必要ですが、海岸からでも散骨をすることは出来ますので、交通費などを除けば、上記のようにほぼ0円での散骨も可能となります。

粉骨は業者に頼みましょう

当サイト内のコラムではしつこいくらい書いているのですが、散骨をするためには、誰がみても人骨とわからないように粉末化しておく必要があります。

これを怠ると、場合によっては死体遺棄罪という刑事罰に問われる可能性があります。

妻の遺骨をスーパーのトイレに遺棄…「憎んでいた」骨壺持って出頭　６８歳夫を死体遺棄容疑で立件

東京都練馬区のスーパーのトイレに妻の遺骨を捨てたとして、警視庁石神井署は２２日、同区の無職の夫（６８）を死体遺棄容疑で書類送検した。同署によると、「生前、苦労をかけられ、憎んでいた」などと容疑を認めている。送検容疑は、４月２３日正午ごろ、同区東大泉のスーパーの男性用トイレの便器内に、妻の頭や顎の骨を捨てたとしている。同署によると、夫は２６日午前に同署に骨壺を持って出頭。壺の中にあった骨と、便器から見つかった骨を鑑定した結果、継ぎ目が完全に合致することなどが確認されたという。夫は妻と２人暮らし。妻は同２１日に６４歳で病死し、２３日に火葬されていた。

2015年5月22日　産経

このケースは、一切の粉骨をしなかった場合ですが、粉骨が不十分で「人骨」と判断されるものが見つかってしまうと、事件を疑い詳細の鑑定までされる可能性があります。

もちろん、自分で粉骨をすることは不可能ではないのですが、道具を揃えるのにお金もかかりますし、時間も、精神的な負担もかかってきます。また、直径2mm以下にまで細かく砕くことは簡単ではなく、道具を揃えて途中で「やっぱり業者にお願いしよう」というくらいであれば、最初から業者に頼んだほうが楽ですし安上がりです。